化粧水なし・乳液だけで大丈夫?2週間ずつ工程を減らす実験
化粧水を抜いても大丈夫かどうかは、一度に1工程ずつ、2週間おきに抜いてみて、いつものスキンケアの時期とつっぱり感や肌トラブルを比べるとわかります。

このノートで扱うこと全6項目
| 場面 | 知っておきたい事実 | 出典 |
|---|---|---|
| 2つの工程の役割 | 化粧水は洗顔後に水分を与え、乳液は水分60〜80%の軽いクリームで、水分と栄養をふたたび補う工程です | 大韓皮膚科学会 · 学会 |
| 刺激がくり返されるとき | 軽く刺激を受けた肌に1週間くり返し塗ると、水分の蒸散が段階的に増えました | 1994 PMID 8088139 · A |
| 酸の成分を重ねるとき | クエン酸・リンゴ酸は、1日2回4日間の単独塗布ではっきりした刺激は見られませんでした | 2005 PMID 16040403 · A |
| 残したい工程 | 刺激をやわらげる成分4種のうち、グリセロール軟膏だけが無処置・基剤より有意によい結果でした | 2006 PMID 16918614 · A |
ここで引用する大韓皮膚科学会は韓国の皮膚科専門医の学会で、一般向けに「基礎化粧品」の解説を公開しています。
化粧水を抜くと何が変わる?
学会の説明によると乳液も水分を補う工程なので、洗顔後に乳液だけでもつっぱらない人はいます。そのため、決まったルールに従うより、1工程を抜いて2週間様子を見る実験のほうが、自分の肌に合う答えを出してくれます。

赤みのある日に真っ先に抜く工程はどれ?
ふき取り化粧水、角質ケア成分の入った工程、最近新しく加えた工程が先です。数日にわたって刺激を重ねた試験では、保湿によく使われるグリセロールの軟膏だけが無処置より有意によかったので、保湿の工程は残しておきます。

重ねづけすると刺激はいつも積み重なる?
いつもそうとは限りません。フルーツ酸と洗浄成分をいっしょに塗った2005年の試験では、累積の刺激が大きくはなりませんでした。何を抜くかは成分名より自分の記録で決めましょう。
2週間おきに工程を減らす実験表
| 期間 | 抜く工程 | 残す工程 | 朝晩に書くこと |
|---|---|---|---|
| 1〜2週(基準) | なし | 今のスキンケアすべて | つっぱり感(0〜3)、テカってくる時間帯、新しいブツブツの数 |
| 3〜4週 | 化粧水 | 洗顔・乳液・クリーム・朝の日焼け止め | 同じ3項目 |
| 5〜6週 | 美容液・アンプルのどちらか1つ | 洗顔・乳液・クリーム・朝の日焼け止め | 同じ3項目 |
| 判定 | 基準よりつっぱり感が1点以上高い、またはブツブツが増えたら、最後に抜いた工程を戻す | — | 戻した日付 |
生理前の週やテスト期間のように肌がゆらぎやすい週は基準から外し、1週間ずらして比べます。
皮膚科医に相談するタイミングは?
- 工程を減らしても赤み・ほてりが3日を超えて続くなら、皮膚科を受診してください。
- 乳液だけでもしみる、皮がむけるといった場合は、皮膚科で原因を確かめましょう。
- ニキビの薬を使っている最中なら、工程を抜く前に処方を受けた医療機関に確認してください。
根拠を短くまとめると
- 健康な成人11人を対象にした1994年の試験(PMID 8088139)では、洗浄成分SLSを1週間くり返し塗ると、97時間目の水分蒸散量が開始時より高くなりました。
- 腕に1%のSLSと20%のノナン酸を9日間に分けて塗った2006年の累積刺激試験(PMID 16918614)では、刺激をやわらげる成分4種のうち、グリセロール軟膏だけが無処置・基剤より有意によい結果でした。
- 大韓皮膚科学会の「基礎化粧品」の資料は、乳液を水分60〜80%の粘り気の少ないクリームと説明しています。
よくある質問
スキンケアの工程が増えても大丈夫?
工程の数だけを比べた研究は、この記事の根拠にはありません。ただ、軽く刺激を受けた肌に刺激物質をくり返し塗ると水分の蒸散が段階的に増えた11人の試験があるため、赤みがあるときは品数を減らしておくほうが、記録も読み取りやすくなります。
赤みやほてりがあるとき、化粧水とクリームのどれを減らせばいい?
ふき取り化粧水や角質ケア成分の入った工程、最近新しく加えた工程から抜きます。乳液・クリームのような保湿の工程は残すほうが無難で、ほてりが3日を超えて続くなら皮膚科を受診してください。
家にある化粧水・美容液・アンプル・クリームはどの順番で塗る?
大韓皮膚科学会は、基礎のケアを化粧水、乳液、クリームの順で説明し、エッセンスはスペシャルケアとして別に置いています。美容液・アンプルの位置は学会の資料では決まっていないため、一般的にはさらっとしたものから油分の多いものへと塗り、クリームを最後にします。
出典
- Korean Dermatological Association — Basic skincare cosmetics (Korean)機関資料
- Repeated SLS application and cumulative irritation in 11 people, 1994 (PMID 8088139)A
- Cumulative irritation from fruit acids combined with SLS, 2005 (PMID 16040403)A
- Four anti-irritant ingredients in a cumulative irritation model, 2006 (PMID 16918614)A
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